私にとってのごんぎつね

ごんぎつねを読むと未だに号泣する。

あらすじを誰かに話す度に涙が流れる。

報いとか、自業自得とかいう感想もあるらしいが、私はそんなことは、本質ではなく

後悔とは何かと言う話だと思う。

 

取り返しのつかないことをしてしまうということがどういうことなのか。

 

私はこれが物語の本質ではないかと思う。

 

そして、伝わらない想いがある。

その切なさと

誤解をするとはどういうことなのか。

そしてその誤解が取り返しのつかない結末に結びついたときの切なさ。

 

とにかく、ごんぎつねは切ない物語だと思う。

 

そして読む度に思う。

 

本当に切ないのは、ごんなのかまたは兵十なのか。

ごんは最後に兵十にわかってもらえた。

でも兵十は、反省して、償いをしている相手に報復をしてしまった。

物語の最後に、ごんの生死は描かれていないものの

もし、ごんが死んで、取り返しののつかないことをしてしまったとき、

果たして、いたずらの報いだと言って、割り切れるだろうか。

 私は、切なさと贖罪に号泣する。

個人旅行の作り方 計画を詰める

個人旅行に必要なのは、とにかく情報をたくさん集めることに限ります。

今は、ネットからほとんどの情報がとれる大変便利な世の中です。

さらに、言語を日本語に限定しなければ、

より多くの情報がとれます。

 

最近はグーグル先生の翻訳能力もかなり高くなりましたし。

大抵の旅行関連の内容は、正確に訳してくれるレベルまで高まったのではないでしょうか。

 

まずは、理想的なプランを立てます。

実際の時間を無視して、とりあえず、行きたいように組んでいきます。

私の場合は

1日目 空港到着→カサブランカ→マラケッシユ

2日目マラケッシユ

3日目砂漠ツアー

4日目砂漠ツアー

5日目砂漠ツアー→フェズ

6日目フェズ

7日目フェズ

8日目シェフシャウエン

9日目タンジェから地中海クルーズ

10日目バルセロナ

11日目パリ

12日目パリ→帰国

13日目帰国

 

と、まぁこんな感じがいいかなと思いますが

一般的に、船はそうそう毎日出航しないので、おそらくここが一番のネックになるだろうと思いましたら、やっぱり、その通りでした。。。

翌日か、前日のみの出航しかなく、翌日だと、リスクが高すぎるので、前日に前倒しか、または、クルーズを諦めるという選択肢になります。

 

9日目に出る船はないかなとフェリーのサイトを検索しましたけど、ナドールというとなりの港からの便や、バルセロナではなく、フランスの港への便などなど、周辺の運行情報を検索しましたけど、やっぱりなく。

 

ガイドブックを隅々まで読んで、旅行ブログ(おすすめは、4トラベル)も参考にして

結局、フェズは一日で、我慢しようと思い、クルーズを選択しました。

文句を言えるいい関係

正直な感想を言ってもらえる関係を人生でどれだけ築けるか。私の考える「本物の」人間関係を深められるか。という指標にもなるうれしいエピソードを紹介します。

 

先日、友人宅でメキシカンをごちそうになった。

そもそも、そのメキシカンは、私が以前リクエストしたもので、今回は、そのリクエストに応える形で、友人が用意してくれたもの。

その友人宅は、手土産を持って行ったりいかなかったり、割と頻繁に訪問しているので、別に手土産は期待されておらず、しかし、酒好きの友人にしてみれば、おいしいお酒を持ってきてくれるのはWelcome!であるという関係があります。

 

その日はとても遅かったので、そもそも、19時に行くことを約束していたのに、到着したのは、21時。。。

仕事だったから、遅かったんだけど、ま、それでも、メキシカンだから、コロナ飲みたいよね!と思い、急ぐ途中で、近所のスーパーでコロナを掴み、慌てて向かい。

ピンポーン♪

コロナめっちゃ喜んでもらえました。

「やっぱ、メキシコといえば、コロナだよね!!!」

と。

しかし、

「ライムなしで、コロナ飲んだことないわ!」

「。。。だよね。。。」

 

すみません、気が利かなくて、次はライムも買ってきます。

というか、私もそう思います。

でも、急いでたしね、なんとなく、メキシカンだったから、ライムあるかな?なんて期待もあり、実際なかったんだけど。。。

 

そういう、本当のこと、冗談交じりで、でも、本心。うれしいけど、足りない、でも、別に、問題はない、嘘もない。そして、言われた私もその意図はわかるし、確かに、次は、ライムも買ってこようと思うというか、Lesson & Learnが嫌みなく、成立する関係がうれしいと思った。

これ、一歩間違えると、お土産にケチつけたことにしかならないからね。

でも、その本心というか、意図がわかる感じで、本音を言ってくれた友人にも感謝するし、その意図を受け止められる関係が築けていることにも、とても感謝しています。

 

次は、コロナとライムをもって、メキシカンをご馳走になりに行きます。

 

美味しいお米の炊き方

家で食事を出すと、みんな揃って

ご飯が美味しい!

と言う。

 

そもそも招いたのは、何メインがあって、ご馳走しているところで、

褒められるのは、メインではなく、お米を褒められる。

ちなみに、うちの米はブランド米ではなく

うちの実家で作ったもの。

 

その両親が家に来た時に、

これ、うちの米?

と言っていたので、やっぱり、炊き方がいいんだろうと思う。

 

その時は、ル・クルーゼで炊いたし、

今は、長谷園のかまどさんを使っている。

 

ル・クルーゼの良いところは、汎用性があること

長谷園のいいところは、吹きこぼれないこと、火加減がいらないこと

そしてどちらにも共通するのが、安いこと

 

今や5万〜10万円のスーパー炊飯器は、相当に美味しいご飯が炊けるらしい

逆に言えば、1万〜2万の炊飯器は、素晴らしいご飯は期待できないと言うこと

しかし、一方、鍋で考えると高いが、1万〜2万でかえるかまどさんやル・クルーゼ、も炊飯器として考えれば、安い!で

最高に美味しいご飯が炊ける!!!

 

ということで、鍋で炊くご飯は、おすすめです。

洗うのめんどくさいのは、仕方ない。

タイマーないのは、早く炊けるから、まあ、いいかな

 

 

ダイバーシティじゃない会社

うちの会社には、いわゆる不平等な仕事に関係のない手当がない。


そしてそれは最高に素晴らしいことだと思う。


つまり、私は、扶養手当やら、家族手当やら何やらがある会社は、信用できないと思う。


つまり、独身だと仕事ができないわけでもなく、家族と住んでいるから仕事ができるわけでもない状況の中で、会社が能力以外を理由に、給与の金額に差をつけるのはおかしいと思う。この制度そのものこそが、差別であり、悪だと思う。


逆に言えば、私は交通費もまた一律とすべきだと思う。なぜ遠くに住んでいる人材を優遇する必要があるのか。都心に住めば、通勤費は安いが、家賃は高い。会社が都心にある場合、メリットが大きいのは、会社の近くである都心に住む人材ではないか。通勤時間が少なければ、労力も節約でき、融通が利く。であるにもかかわらず、交通費の支給だけで見れば、遠い人材に多く支払われる。


しかし、家賃補助は行われないとすれば、それは不平等だ。であるとすれば、家賃と交通費補助を合わせて一律とすれば良いと思う。


それが本来の平等な能力ベースでの給与体系ではないかと思う。

余裕とは何か

旧友が訪ねて来て、しきりにうちの上司が、余裕のある女性でさ、というので、


「あー、沙羅みたいな感じなのね。」

というと、

「え、沙羅って余裕あるの?」

と返って来たので、

「うーん🧐あるじゃない?」


って答えといた。


という話を友人から聞いた。

余裕ってなんだろね?その女上司は、1ヶ月の旅行に行っているそうだけど、私のモロッコ が2週間だと考えれば、私の余裕は、彼女の半分ということになる。


金銭的なことで言えば、旧友が私のことを知っているのは、まだ私が派遣で働いていた頃だから、その時のイメージがあるとすれば、金銭的な余裕があるとは思っていないだろうと思う。


時間的なことで言えば、残念ながら、子供がいないので、他人のために使う時間は少ないが、ワーカホリックの私の勤務時間は長いから、必ずしも時間的な余裕があるとは言えない。


心に余裕があるかと言えば、今はある。色々な心配ごとから解放されたからなのでけど。今はある。でも、いつもあるわけではない。


余裕とは何か。グルグルと考える。

たぶんこれは答えのない話。

仕事の選び方

大学を美術で卒業して、その流れで、クリエイティブ職につきました。で、20代後半、本当にこのままでいいのかな~と悩んで、資格を取って、今の会社に就職しました。そしてかれこれ、10年ちょっと。

 

今はコンサルタントをしています

 

不思議なのは?今も昔も変わらず、時間が自由な職業しか選んでいないことです。しかも、意図せず、そうなっています。

 

今でこそ、電通をはじめとした広告代理店でも、例の騒動で、労基法が厳しくなっていますが、本来、広告代理店に勤める人種は、自由で、何にも縛られないCreativeの集まりです。当時勤めていた広告代理店も、定時が何時だったか、覚えていませんが、11時までに出社する、終電までに帰るという暗黙の了解があったように思います。

 

それ以外に勤めた広告デザインの会社も時間に厳しかった記憶はありませんし、基本10時出社だった気がします。

 

今、コンサルタントをしていますが、会社そのものは、Flexではありませんが、個人で勝手にFlexの会社に勤めています。要するに成果主義の上、プロジェクト制で固定的な上司も、固定席もないため、なんとなくのゆる~い縛りの中で、個人が動いているのだと思います。

 

私の一日は

 

10時から10時半出社目標(でも、11時には遅れない!)

1-2時間仕事する

11時半から13時にLunchに行っておいしいものを食べて、よく笑う

13時から24時まで、終電に向かって約7時間~12時間働く。

2時就寝。

朝8時過ぎ目覚まし。一時間半

朝9時半起床。

 

ちなみに、9時半が定時のフレックスなしの会社ですけど、9時半ごろに私に会うと上司は、

「あれ、どうしたの?今日は早いね」

と声をかけてきます。

何かが間違っている、けど、そんな環境が心地いい。私は求めるべくして、無意識に今の職業を選んでいるような気がします。

適度な無秩序と時間に自由な稀有な会社を選べた自分の運に感謝しています。